XLPack 7.0
XLPack 数値計算ライブラリ (C API) リファレンスマニュアル
読み取り中…
検索中…
一致する文字列を見つけられません

◆ zlanhb()

double zlanhb ( char  norm,
char  uplo,
int  n,
int  k,
int  ldab,
doublecomplex  ab[],
double  work[] 
)

行列の1ノルム, フロベニウスノルム, 無限ノルム, または, 要素の最大絶対値 (エルミート帯行列)

目的
本ルーチンは帯幅kのn×nエルミート帯行列Aの1ノルム, フロベニウスノルム, 無限ノルム, または, 要素の最大絶対値を返す.
戻り値
max(abs(Aij)) (norm = 'M'の場合),
norm1(A) (norm = '1'または'O'の場合),
normI(A) (norm = 'I'の場合), または
normF(A) (norm = 'F'または'E'の場合).

ここで, norm1は行列の1ノルム(列の合計の最大値), normIは行列の無限ノルム(行の合計の最大値), そして, normFは行列のフロベニウスノルム(二乗和の平方根)を表す.
max(abs(Aij))は正しくは行列のノルムではないことに注意せよ.
引数
[in]norm上に説明されているようにzlanhbが返す値を指定する. Aはエルミート行列なので, normI(A) = norm1(A) であることに注意せよ.
[in]uploエルミート行列Aの上三角部分あるいは下三角部分のどちらを格納するかを指定.
= 'U': 上三角部分を格納.
= 'L': 下三角部分を格納.
[in]n行列 A の行および列数. (n >= 0) (n = 0 の場合, 0を返す)
[in]kエルミート帯行列 A の上および下帯幅. (k >= 0)
[in]ldab二次元配列ab[][]の整合寸法. (ldab >= k + 1)
[in]ab[][]配列 ab[lab][ldab] (lab >= n)
n×nエルミート帯行列 A (k+1×n対称帯行列形式). uploに従って上三角部分あるいは下三角部分が格納される. 対角要素の虚数部は設定不要で, 0と仮定される.
[out]work[]配列 work[lwork] (lwork >= max(1, n) (norm = 'I', '1'または'O'の場合), work[]は参照されない(その他の場合))
作業領域.
出典
LAPACK