XLPack 7.0
XLPack 数値計算ライブラリ (C API) リファレンスマニュアル
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一致する文字列を見つけられません

◆ dgttrf()

void dgttrf ( int  n,
double  dl[],
double  d[],
double  du[],
double  du2[],
int  ipiv[],
int *  info 
)

係数行列のLU分解 (一般3重対角行列)

目的
本ルーチンはピボットの部分選択および行交換による消去法を用いて3重対角行列AのLU分解を計算する. 分解は次の形式である.
A = L * U
ここで, Lは置換行列と対角成分が1の下2重対角行列の積, そして, Uは対角要素と第1・第2上副対角要素のみが0でない上三角行列である.
引数
[in]n行列Aの行および列数. (n >= 0) (n = 0 の場合, 処理を行わずに戻る)
[in,out]dl()配列 dl[ldl] (ldl >= n - 1)
[in] Aのn-1個の下副対角要素.
[out] AのLU分解結果の行列Lを定義するn-1個の乗数.
[in,out]d[]配列 d[ld] (ld >= n)
[in] Aの対角要素.
[out] AのLU分解結果の上三角行列Uのn個の対角要素.
[in,out]du[]配列 du[ldu] (ldu >= n - 1)
[in] Aのn-1個の上副対角要素.
[out] Uのn-1個の第1上副対角要素.
[out]du2[]配列 du2[ldu2] (ldu2 >= n - 2)
Uのn-2個の第2上副対角要素.
[out]ipiv[]配列 ipiv[lipiv] (lipiv >= n)
ピボットインデックス. 1 <= i <= n について, 行列の第i行は第ipiv[i-1]行と交換されたことを表す. ipiv[i-1]は常にiまたはi+1である. ipiv[i-1] = i は行の交換が不要であったことを示す.
[out]info= 0: 正常終了
= -1: 入力パラメータ n の誤り (n < 0)
= i > 0: Uのi番目の対角要素が0である. 分解を完了したがUが特異であり, 連立方程式の解の計算に使用すると0による除算が発生する.
出典
LAPACK