XLPack 7.0
XLPack 数値計算ライブラリ (C API) リファレンスマニュアル
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一致する文字列を見つけられません

◆ dppcon()

void dppcon ( char  uplo,
int  n,
double  ap[],
double  anorm,
double *  rcond,
double  work[],
int  iwork[],
int *  info 
)

行列の条件数 (正定値対称行列) (圧縮形式)

目的
本ルーチンはdpptrfにより計算されたコレスキー分解 A = U^T*U または A = L*L^T を用いて圧縮形式の正定値対称行列の(1-ノルムによる)条件数の推定を行う.

norm(inv(A))の推定値を求め, 条件数の逆数を次のように計算する.
rcond = 1 / (anorm * norm(inv(A)))
引数
[in]uplo分解形のUあるいはLのどちらが格納されているかを指定.
= 'U': コレスキー分解 A = U^T*U の上三角行列 U.
= 'L': コレスキー分解 A = L*L^T の下三角行列 L.
[in]n行列Aの行および列数. (n >= 0) (n = 0 の場合, rcond = 1 を返す)
[in]ap[]配列 ap[lap] (lap >= n(n + 1)/2)
dpptrfにより計算されたコレスキー分解 A = U^T*U または A = L*L^T の三角行列UまたはL(圧縮形式).
[in]anorm対称行列Aの1ノルム(または無限大ノルム). (anorm >= 0)
[out]rcond行列Aの条件数の逆数. 次のように計算する.
  rcond = 1/(anorm * ainvnm)
ここで, ainvnmは本ルーチン内で求められたinv(A)の1-ノルムの推定値である.
[out]work[]配列 work[lwork] (lwork >= 3*n)
作業領域.
[out]iwork[]配列 iwork[liwork] (liwork >= n)
作業領域.
[out]info= 0: 正常終了
= -1: 入力パラメータ uplo の誤り (uplo != 'U'および'L')
= -2: 入力パラメータ n の誤り (n < 0)
= -4: 入力パラメータ anorm の誤り (anorm < 0)
出典
LAPACK