dgsev dgsevs dgsgv dgsgvs dnaupd dneupd dsaupd dseupd dssev dssevs dssgv dssgvs

dseupd() void dseupd ( int  rvec, char  howmny, int  select[], double  d[], int  ldz, double  z[], double  sigma, char  bmat, int  n, const char *  which, int  nev, double  tol, double  resid[], int  ncv, int  ldv, double  v[], int  iparam[], int  ipntr[], double  workd[], double  workl[], int  lworkl, int *  info  ) ランチョス分解の近似固有値・固有ベクトル (対称疎行列) 目的 本ルーチンは固有値問題 A*z = λ*B*z の近似固有値(リッツ値)および(必要であれば)対応する近似固有ベクトル(リッツベクトル)を求める. これらの値は dsaupd が返す線形演算子 OP および行列 B のランチョス分解(詳細は dsaupd のマニュアルの「目的」の項を参照)より計算される. 本ルーチン呼び出しの前に dsaupd を呼び出しておかなければならない. 近似固有値は昇順に格納される. 引数 bmat, n, which, nev, tol, resid, ncv, v, ldv, iparam, ipntr, workd, workl および lworkl は dsaupd の最後の呼び出し後, 変更することなく本ルーチンに渡さなければならない. これらのうち ipntr および workl は本ルーチンによって変更される. 引数 [in] rvec 固有値問題 A*z = λ*B*z のリッツ値に対応するリッツベクトルを求めるかどうか指定する. = false (0): リッツ値のみ求める. = true (1): リッツベクトルも求める. [in] howmny 何個のリッツベクトルを求めるか指定する. = 'A': nev 個のリッツベクトルを求める. [out] select[] 配列 select[lselect] (lselect >= ncv) リッツ値並べ替えのための作業領域として使用される. [out] d[] 配列 d[ld] (ld >= nev) A*z = λ*B*z の固有値を近似するリッツ値を返す. 値は昇順に格納される. mode = 3, 4 または 5 の場合, dsaupd によって求められた OP のリッツ値をもとの固有値問題 A*z = λ*B*z のリッツ値に変換したものである. mode = 1 または 2 の場合, OP のリッツ値は A*z = λ*B*z のそれに等しい. [in] ldz 配列 z の整合寸法 (リッツベクトルを求めるとき ldz >= max(1, n), そうでないとき ldz >= 1) [out] z[] 配列 z[ldz * lz] (lz >= nev) 固有値問題 A*z = λ*B*z のリッツ値に対応する B に関して正規直交なリッツベクトルを返す. rvec = 0 の場合, z[] は参照されない. [in] sigma mode = 3, 4 または 5 の場合, シフトを表す. mode = 1 または 2 の場合, 参照されない. [in] bmat dsaupd と同じ. dsaupd の最終呼び出し後変更せずに渡すこと. [in] n dsaupd と同じ. dsaupd の最終呼び出し後変更せずに渡すこと. [in] which dsaupd と同じ. dsaupd の最終呼び出し後変更せずに渡すこと. [in] nev dsaupd と同じ. dsaupd の最終呼び出し後変更せずに渡すこと. [in] tol dsaupd と同じ. dsaupd の最終呼び出し後変更せずに渡すこと. [in] resid[] 配列 resid[lresid] (lresid >= n) dsaupd と同じ. dsaupd の最終呼び出し後変更せずに渡すこと. [in] ncv dsaupd と同じ. dsaupd の最終呼び出し後変更せずに渡すこと. [in] ldv dsaupd と同じ. dsaupd の最終呼び出し後変更せずに渡すこと. [in] v[] 配列 v[ldv * lv] (lv >= ncv) dsaupd と同じ. dsaupd の最終呼び出し後変更せずに渡すこと. [in] iparam[] 配列 iparam[liparam] (liparam >= 11) dsaupd と同じ. dsaupd の最終呼び出し後変更せずに渡すこと. [in,out] ipntr[] 配列 ipntr[lipntr] (lipntr >= 11) [in] dsaupd と同じ. dsaupd の最終呼び出し後変更せずに渡すこと. [out] ipntr[7] 〜 ipntr[9] には workl へのポインターが入る. ipntr[7]: 元の式の ncv 個のリッツ値へのポインター. ipntr[8]: ncv 個のそれぞれの誤差限界へのポインター. ipntr[9]: 三重対角行列 T の固有ベクトルからなる ncv ｘ ncv 行列へのポインター. rvec = true (1) の場合にのみ参照される. [in] workd[] 配列 workd[lworkd] (lworkd >= 3*n) dsaupd と同じ. dsaupd の最終呼び出し後変更せずに渡すこと. [in,out] workl[] 配列 workl[lworkl] [in] dsaupd と同じ. dsaupd の最終呼び出し後変更せずに渡すこと. workl[0] 〜 workl[4*ncv - 1] には dsaupd で得られた情報が入っている. これらは dseupd によって変更されることはない. [out] workl[4*ncv] 〜 workl[ncv^2 + 8*ncv - 1] には変換していないリッツ値, 誤差推定値および H の関連する固有ベクトル行列が入る. [in] lworkl dsaupd と同じ. dsaupd の最終呼び出し後変更せずに渡すこと. [out] info リターンコード. = 0: 正常終了. < 0: (-info)番目の入力パラメータの誤り. = 11: 初期残差ベクトルが 0 である. = 12: dsaupd は十分な精度の固有値を得られなかった. = 13: dseupd が得た変換後のリッツ値の数が dsaupd が得た数と異なる. = 14: LAPACK ルーチンで固有値の計算に失敗した. 出典 ARPACK-NG (https://github.com/opencollab/arpack-ng)