XLPack 7.0 ユーザーガイド

1. 動作環境

  • Windows 10 (バージョン 22H2) または Windows 11
  • Office 365, 2024, 2021, 2019 または 2016 の Excel (ストア版Excelでは動作しません)

2. 関数/サブルーチン一覧

提供される関数/サブルーチンは次のとおりです.

関数/サブルーチン一覧

オレンジ色の部分は基本機能で, 27個のワークシート関数と175個のVBAサブルーチン/関数が無償提供されます.

①~⑤は追加機能モジュール1~5で, これらを合わせると計216個のワークシート関数と1218個のVBAサブルーチン/関数を使用することができるようになります.

3. ソフトウェア (基本機能) のインストール

XLPack ソフトウェア (基本機能) は本サイトよりダウンロードするか Microsoft Store よりインストールできます.

インストール方法は ダウンロードページ を参照ください.

4. ソフトウェア (アドオン) のインストール

XLPack (基本機能) がインストール済の場合, アプリ「XLPack Addons」を Microsoft Store よりインストールしてアプリ内購入で追加機能 (アドオン) のライセンスを購入して設定することすることにより, 機能拡張することができます. このアプリは無料でインストールすることができます. なお, 基本機能のみを使用する場合には必要ありません.

※ – 購入済のバージョン 6.1 のモジュール1~4のセットライセンスをお持ちの場合には, バージョン 7.0 のモジュール1~5のセットライセンスとしてご使用いただけます.

インストール方法は ダウンロードページ を参照ください.

アプリ内購入の詳細手順は下記を参照ください.

追加機能購入の詳細
Windowsメニューから「XLPack Addons」をクリックして XLPack Addon Manager を起動します. 3つのメニューがあります.

  • ライセンスのインストール: 購入済ライセンスを使用するようにプログラムの設定を行います.
  • ライセンスの購入 (Microsoft Store): Microsoft Store でライセンスを購入します. ここで購入されたライセンスは自動的には使用されません. 「ライセンスのインストール」メニューに戻ってプログラムの設定を行う必要があります.
  • ヘルプ: マニュアルなどへのリンクです.

「ライセンスの購入 (Microsoft Store)」メニューを選択します.

購入したいモジュールの「購入」ボタンをクリックするとマイクロソフトストアでの購入手続きが開始します. 1年間のライセンスの日本国内価格は, モジュール 1 および 2 は ¥1,500-, モジュール 3, 4 および 5 は ¥1,200-, モジュール 1 ~ 5 のセット購入の場合は ¥4,200- です(※).

購入手続きにはマイクロソフトアカウントが必要になります. マイクロソフトのサイト で「支払いと課金情報」「支払いオプション」より支払い方法を登録しておく必要があります.

購入手続きを完了すると, 下のように「ライセンス購入済(有効期限: …)」と表示されます.

ライセンスを使用するために「ライセンスのインストール」メニューに戻ります. 「設定」ボタンをクリックして, ライセンスを使用するようにプログラムの設定を行います.

設定が終了すると購入したライセンスが使用できるようになります.

XLPack Addon Manager を終了します.

購入したライセンスはマイクロソフトアカウントに紐づけされ, 1つのアカウントで最大10台までのデバイスで使用できます.

設定を完了した後で XLPack Addons を更新した場合には XLPack Addon Manager を起動して設定をやり直す必要があります. そうしないと, XLPackを使用したときに「アドオンが更新されました」というエラーが出ることがあります. ストアアプリの自動更新が有効の場合, 気づかないうちにこのエラーが発生する可能性があります. 詳しくは FAQ「エラー: アドオンが更新されました」を参照ください.

5. Excelの設定

ソフトウェアのインストール後, 使用開始前にExcelの設定を行う必要があります.

アドインの組み込み

  • Excelを起動し「開発」タブより「Excelアドイン」を開きます.
  • XLPackワークシート関数を使用する場合には, 有効なアドインから「XLPack ワークシート関数」にチェックを入れて「OK」をクリックします.
  • XLPackソルバーアドインを使用する場合には, 有効なアドインから「XLPack ソルバー」にチェックを入れて「OK」をクリックします.
  • VBAプログラムにおいてXLPack関数/サブルーチンを使用する場合には, 有効なアドインから「XLPack VBA Library」にチェックを入れて「OK」をクリックします.

これらの設定は使用するExcelファイルに関係なく, 以降Excelを開くと常に有効になります.

注 – 開発タブが表示されていない場合には, 「ファイル」「オプション」「リボンのユーザ設定」において「開発」にチェックを入れるとタブが表示されるようになります.

アドイン設定例

VBA関数/サブルーチンを使用するための参照設定

  • 対象のブックを開き, 「開発」「Visual Basic」でVBエディタを開きます.
  • VBエディタの「ツール」「参照設定」において「参照可能なライブラリファイル」で XLPack をチェックします.

この設定はここで設定したExcelファイルだけで有効になります.

なお, 上のアドインの組み込み手順で「XLPack VBA Library」を組み込んでいない場合には,「参照可能なライブラリファイル」に XLPack が表示されないことがあります. その場合には, 「ツール」「参照設定」で「参照」ボタンを押し, C:\Users\ユーザー名\AppData\Roaming\Microsoft\AddIns\XLPack.xlam を指定して追加して下さい.

注 – VBAライブラリを使用するためにはExcelファイルごとに参照設定を行う必要があります. 参照設定はExcelファイルに保存されるため, 次回以降開いたときには設定する必要はありません. ただし, ユーザー名が異なるなどの他のPCで使用する場合には参照設定をやり直す必要があるかもしれません.

参照設定例

6. ソフトウェアのアンインストール

ソフトウェアをアンインストールするには「Windowsの設定」の「アプリ」より「XLPack Basic」および「XLPack Addons」の両方のアンインストールを行ってください. 「XLPack Basic」または「XLPack Addons」を選択し「アンインストール」をクリックします. 次に, もう一方をを選択し「アンインストール」をクリックします.

7. サンプルワークシート

基本機能および追加機能の使用サンプルワークシートを入手できます.

ダウンロードページ を参照ください.

8. 使用上の注意

XLPack の関数名は, W で始まるものがワークシート関数, それ以外のものが VBA 関数となっています. そのため, W で始まっていない関数をワークシートから呼び出さないようにしてください.

詳しくは以下を参照ください.

FAQ「ワークシート関数が動作しない」