XLPack 7.0
XLPack 数値計算ライブラリ (C API) リファレンスマニュアル
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◆ qawc_r()

void qawc_r ( double  a,
double  b,
double  c,
double  epsabs,
double  epsrel,
int  limit,
double *  result,
double *  abserr,
int *  neval,
int *  last,
double  work[],
int  lwork,
int  iwork[],
int *  info,
double *  xx,
double  yy,
int *  irev 
)

有限区間の積分 (適応自動積分) (コーシーの主値積分) (25点クレンショー・カーチス公式および15点ガウス・クロンロッド則) (リバースコミュニケーション版)

目的
本ルーチンは要求精度を満たすコーシーの主値 I = [a, b]におけるf(x)*w(x)の積分 を求める. ただし, 重み関数 w(x) = 1/(x - c) である.
25点修正クレンショー・カーチス則および15点ガウス・クロンロッド則を使用し, 要求精度を満足するように適応自動積分を行う.
引数
[in]a積分区間の下限.
[in]b積分区間の上限.
[in]c重み関数のパラメータ. (c != a, c != b)
[in]epsabs要求絶対誤差.
abserr <= max(epsabs, epsrel*|result|) であれば要求精度を満足したものとする.
[in]epsrel要求相対誤差.
abserr <= max(epsabs, epsrel*|result|) であれば要求精度を満足したものとする.
epsabs <= 0 かつ epsrel < 50*eps であれば, epsrel = 50*eps とみなす(epsはマシンイプシロン).
[in]limit積分区間[a, b]を分割する部分区間の最大数. (limit >= 1)
[out]result求められた I = [a, b] における f(x)*w(x) のコーシーの主値積分.
[out]abserr絶対誤差の推定値. 真の誤差に等しいかそれより大きい.
[out]neval被積分関数の評価回数.
[out]last分割により作り出された部分区間数.
[out]work[]配列 work[lwork]
作業領域.
work[0], ..., work[last-1]: [a, b]を分割する部分区間の左端点.
work[limit], ..., work[limit+last-1]: 部分区間の右端点.
work[2*limit], ..., work[2*limit+last-1]: 部分区間の積分値.
work[3*limit], ..., work[3*limit+last-1]: 部分区間の誤差推定値.
[in]lwork配列 work[] のサイズ. (lwork >= 4*limit)
[out]iwork[]配列 iwork[liwork] (liwork >= limit)
作業領域.
最初のk要素は部分区間の誤差推定値へのポインタで, work[3*limit+iwork[0]-1], ..., work[3*limit+iwork[k-1]-1] は降順に並ぶ. last <= limit/2+2 であれば k = last, その他の場合には k = limit+1-last である.
[out]info= 0: 正常終了
= -3: 入力パラメータ c の誤り (c = a または c = b)
= -6: 入力パラメータ limit の誤り (limit < 1)
= -12: 入力パラメータ lwork の誤り (lwork < 4*limit)
= 1: 部分区間数が最大分割数に達した
= 2: 丸め誤差のため要求精度が達成できない
= 3: 積分区間内において被積分関数の挙動が悪い点があった
[out]xxirev = 1〜30: 再呼び出し時に関数値を求めるべき点を返す.
[in]yyirev = 1〜30: 再呼び出し時に関数値f(xx)を与えること.
[in,out]irevリバースコミュニケーションの制御変数.
[in] 最初の呼び出し時に 0 に設定しておくこと. 2回目以降の呼び出し時には値を変更してはならない.
[out] 0 以外の場合, 下記処理を行いirevを変更せずに再び本ルーチンを呼び出すこと.
= 0: 処理終了.
= 1〜30: xxにおける関数値を求めyyに設定する. yy以外の変数を変更してはならない.
出典
SLATEC (QUADPACK)